著者：山上貴司
出版：アトリエヤマカミ
A4版 全28ページ 2024年


〈内容〉
●練習1～4
目的：リードと身体を調整する

●練習５～６
目的：柔らかい響きをつくる

●練習７～８
目的：ノンタンギングでも音を出せるようにする

●練習９～１３ 全調のスケール練習
ファゴットに於いても他の木管楽器と同じく一拍の中に８つ入れられる様にしたいものです

●練習14～15
目的：舌を素早く動かせるようにする


【出版に寄せて　山上貴司】
私は今まで大勢のファゴット奏者に出会い、日々の練習の初めに行う音出しや基礎練習の方法をいろいろ教えてもらってきました。それはもちろん恩師からレッスンのときに直接教えてもらったものもありますが、そのほかに私が影響を受けた世界の著名なファゴット奏者によるマスタークラスを聴講したときに書き取ったものもあります。

それらは長年、自分の音出し（ウォーミングアップ）に活用させてもらっていて私のバイブルのようになっています。この教本では章毎に音色、音程、音階、跳躍、タンギング、呼吸法、アンブシュアについて説明しています。
この教本は毎日全ての課題をやるのではなく、その日に取り組む曲に合うものを選んで活用されることをお勧めします。

本書が皆さんのファゴット演奏の役に立つことを願っております。