注目の木管トリオ・デビュー
木管楽器の室内楽でも、これは機動性と表現力の幅広さを兼ね備えた点で必要最小限のユニットともいえる。プレーヤー各人の演奏技巧と俊敏なアンサンブルの駆け引きが問われる、実は非常にシビアな形態だ。そんなトリオ・ダンシュ(Ob,Cl,Fgのトリオ)の名作を集めたアルバムに、我が国の今後を担う世代の奏者たちによる、清新な息吹をたたえた新盤が登場したことを喜びたい。
（木幡?誠　ライナーノーツより）

〈演奏〉
トリオ・サンクァンシュ
池田 昭子(Ob)
松本 健司(Cl)
菅原 恵子(Fg)


《曲目》
■ J.S.バッハ：3声のインヴェンションより第3番、第11番、第12番
　Johann Sebastian BACH : Inventionen BWV789,797,798
■ W.A.モーツァルト：5つのディヴェルティメントより第2番
　Wolfgang Amadeus MOZART: 5 Divertimento K.Anh.229(4396) Nr.2
■Jイベール：トリオのための5つの小品
　Jacques IBERT : 5 Pi?ces en trio
■D.ミヨー：組曲（コレットによる）作品161b
　Darius MILHAUD : Suite d'apr?s Corrette op. 161b
■ H.トマジ：田園のコンセール
　Henri TOMASI: Concert Champ?tre
■ J.フランセ：ディヴェルティスマン
　Jean FRAN?AIX: Divertissement