エスプリの利いた名四重奏曲から引き出される新たな魅力
「THE QUARTET」でデザンクロ、シュミットらの古典的四重奏曲を取り上げ、高い評価を受けたカルテット・スピリタス。
今作もフランスの作曲家による名四重奏曲を4曲収録。いずれもサクソフォーン奏者には馴染み深い作品ばかりですが、前作とは趣を変えて聴きやすくエスプリの利いた楽曲を中心にセレクト。
コンサートでは軽妙なポップスなども披露し人気の高いスピリタスは、一方で骨太で精密、高いアンサンブル力が持ち味の実力派四重奏団でもあります。
緻密で正確だけど明るいワクワク感も兼ね備えたサウンド作りは実に魅力的。
よく知られた作品にスポットを当て、これまで気づかなかった新たな魅力を再発見させてくれるアルバムとなりました。

《演奏》
カルテット・スピリタス QUARTET SPIRITUS
松原 孝政(ソプラノサックス)、波多江 史朗(アルトサックス)、松井 宏幸(テナーサックス)、東 涼太(バリトンサックス)

《曲目》
四重奏曲(フォスタン&モーリス・ジャンジャン)
Quatuor
　[1] I. Gaiete Villageoise
　[2] II. Doux Paysage
　[3] III. Papillons (Scherzo)
　[4] IV. Concert sur la Place (Humoristique)

小四重奏曲(ジャン・フランセ)
Petit Quatuor
　[5] I. Gaguenardise
　[6] II. Cantilene
　[7] III. Serenade comique

[8] 序奏と民謡風ロンドによる変奏曲(ガブリエル・ピエルネ)
Introduction et Variations sur une Ronde Populaire

四重奏曲(クロード・パスカル)
Quatuor
　[9] I. Anime
　[10] II. Choral
　[11] III. Mouvement de Valse
　[12] IV. Vif